ウケるトーク術〜秘策編〜
これまで過去4回ウケるエピソードトークの作り方について順を追って
書いてきました。
今回は、今までの作り方を守れていなくても
これを守っているだけでとりあえず面白い話になる!という
魔法のような技、
いわば秘策をご伝授します。
(もちろん今までのを守ったうえで行うとさらに効果的です!)
秘策はたった次の2点だけです!
脳の海馬に刻み込んでください!
① 「映像」が浮かぶように話すこと
話の筋から考えるとどうでもいいと思われるようなことでも、
細部まで表現してみてください。
例えば話の中で「おっさん」が出てきたとします。
そのまま「そこにおっさんがいたんだけど...」のような話し方をしてはいけません。
映像が浮かぶ表現、正しくはこうです。
「頭頂部がハゲ上がってサイドにちょこんちょこんと髪が生えていて、短パンにランニングシャツという格好をしているが汗まみれで苦しそうな表情のおっさんがいて...」
どうでしょう?少し悪口のようになってしまいましたが、ここまで表現すると
頭の中におっさん像が浮かび上がってきませんでしたか?
聴き手に映像が浮かぶということは、聴き手が話に引き込まれている
ことと同意なのです。
一見おっさんの外見の話は、トークの中で余分に思えるかもしれません。
しかし、ここをサボらずに表現することが全体的に
面白いトークにすることに重要なのです!
登場人物の外見や表情、または場所の雰囲気を細部まで表現することを心がけましょう!
② セリフを5〜7割入れる
落語を聞いたことがあるでしょうか?
あれはすべて「登場人物の会話」によって成り立っています。
いわゆる「ナレーション部分」がありません。
しかし落語は聞いてみると昔の話でも
すごく笑える話が多いのです。
それは①と共通する部分もあるのですが、
「登場人物の会話」を中心に話が進むと、
エピソードの「映像」が浮かびやすく、
「その場にいたような感覚」で話を聞けるからです。
それにより話に引き込まれ、面白い話と思われるのです。
究極はセリフのみで回せるレベルを目指して
最低でも5〜7割セリフを入れるようにすると、
落語のような面白い話に仕上がります。
芸人さんのトークもよく聞くとセリフが大変多いことに
気がつくと思います。
この時、コツがあります。
それは、登場人物になりきったつもりで、
声色も寄せていき、演じることです!
モノマネ芸人になったつもりで真似ていくといいと思います。
これによりさらにあなたの話に深みが出ることでしょう!
ウケるトークに関してオススメ本をご紹介します。
これを読むとさらに深く学べると思います!